僕が使用しているスネアは全部で9台。これを現場で使い分けてます。
その中でもメインで使用しているスネアがPearl Custom Classic "Legend" CLR1450ST 14"x5"。
このカスタムクラシック レジェンドはメイプルの単板。深さは5インチ。名器と言われているスネアです。
購入したのはちょうど10年前の2009年。そこから1回もヘッドを交換していません。ヘッドは成長させるものだと教えられましたからね。
今でも良い音は鳴るんですけど、コーテッドが剥がれてきてしまったので仕方なく交換することにしました。
テンションボルトを外すにはT-Handle Drum Keyが最高です。
普通のチューニングキーの10倍速い。本当に速くて楽です。
ヘッドやスナッピーも外し分解。レインフォースメントが眩しい。
そして、ラグのネジを締め直します。
交換するヘッドは定番中の定番、コーテッドのアンバサダー。ボトムもアンバサダー。
外したテンションボルトをパーツクリーナーでしっかりクリーニング。古い油分を落とします。
ワッシャーを新しいものに交換。
テンションボルトにヤマハのパーカッションオイルを付けます。
先端にオイルを少し付けてクロスで伸ばします。
ヘッドを取り付け、少しだけチューニング。
このチューニングは音をみるというより、ヘッドの張りが均等になっているか確かめるもの。音作りはスタジオで行います。
続いてスナッピー取り付け。
今回購入したのはPearlのUltra-SoundスナッピーでDタイプのSN1420D。
Dタイプはワイヤーのテンションが中央部はタイトに、両端はルーズに設定されているため繊細な反応をしてくれます。
スナッピーはヘッドの真ん中にくるように取り付けます。ここは妥協してはいけない点なので、何度も調整しながら取り付けます。
ちなみに、僕はスナッピーをフィルムで張っています。ヒモだと切れる可能性があるので。
これで完成。
先日メンテナンスをしたPearl ZENITHAL RESONATOR ZM-5314Dと一緒にスタジオでチューニング。
新しいヘッドの音はあまり好きではないのですが、驚くほど良い音を出してくれます。どちらも素晴らしいスネア。
良い演奏は良い音から。そのためにはメンテナンスもしっかりしないとね。
綺麗になったスネアを見ると、僕の心も綺麗になったように感じます(笑)。
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