どうも、ペダルマニアのドラマー山岡大佐です。
以前、YAMAHAの新ペダルのレビューをしたんですけど、ありがたいことにご好評を頂きました。
-
-
YAMAHAの新ペダルFP9Dレビュー!
どうも、ペダルマニアのドラマー山岡大佐です。 これまで購入したペダルはPearl・DW・TAMA・SONAR。現在も5台のペダルを持ってたり。 そして基本的にすぐ改造します(笑)。カホン用のペダルは改 ...
続きを見る
なので、また新しいペダルを使ったらレビューをしようと思ってましたが、まあ正直そんな機会はなかなかない。
ないはずなんですが・・・。
いつものスタジオに行ったら、な、なんとTAMAの新ペダルDyna-Sync Series Single Pedal HPDS1が導入されているではないですか!
いやもうビックリですよ。YAMAHAのFP9Dを導入したばかりじゃんと思わずツッコミました(笑)。
というわけで、今回はTAMAの新ペダルをレビューです。
Dyna-Sync シリーズ
2019年に発売されたTAMAの新ペダル Dyna-Sync シリーズ。
・Twin Pedal HPDS1TW 84,000円
TAMAのフットペダルで唯一のダイレクトドライブ。種類はシングルペダルとツインペダルの2種類。
TAMAといえばアイアンコブラですが、このシリーズはアイアンコブラではないようです。
HPDS1
僕が使用したのはシングルペダルのHPDS1。
デザインは非常にシンプル。ただ、ちょっとフットボードが野暮ったい。
そして、フットボードと踵の部分の連結が安っぽく感じてしまうのが残念。ペダルのデザインってこの連結部分が1番大切だと思うんだけどなぁ。
あぁ、もったいない。
カムの上部の距離を調整できるSlidable Cam。
真円タイプや楕円タイプのような調整が可能です。これはもう定番ですね。今やどのメーカーに採用されている機能です。
ダイレクトドライブは一切の遊びを排除。まさにダイレクトな感触。
ダイレクトドライブって好き嫌いがあると思います。苦手は僕なタイプ。しかし、そんな僕の考えを覆したのがこのペダル。
このダイレクトドライブは信じられないくらい踏みやすかった。
踏み込みが軽いのに戻りが速い。いくらダイレクトドライブとはいえ、この戻りの速さはちょっと信じられない。
と思ってフットボードの下を覗いてみると・・・。
答えがありました。それがこれ。
Sync-Coilというシステム。
これはペダルの戻りをアシストするシステム。これが想像以上に効力を発揮。
遊びのないダイレクトドライブとの相性は最高。これのおかげで踏み込みのスプリングを軽くしても戻りは速い。
思わず感動してしまった。
スプリングの場所を変えることで、踏み込んだ時のスプリングの強さを変えることもできます。
感想
実際に演奏してみました。
よくペダルが足に吸い付くと形容しますが、このHPDS1は本当に吸い付く。Sync-Coilのおかげで吸盤でも付いてるのかってくらい。
YAMAHAのFP9Dも恐ろしいほどスムーズでしたが、このHPDS1はさらに上を行きます。
これを使うと他のペダルは使えなくなるかもしれない。尋常ではない反応速度。マグネットコーティングかっていうくらい。
今まで使ったダイレクトドライブの中では最高の反応です。高速サンバキックなんかメチャクチャ踏みやすい。
チェーン派の僕ですら、このHPDS1に心を奪われそうになったほど。
僕のDW5000と比較。見ての通りHPDS1はロングボードです。
またこのロングボードが最高なんですね。どんな踏み方も受け入れてくれる。つま先はもちろん、足の裏全体でも踵からでもどんな踏み方も平気。まるで海のような広い存在。なんのこっちゃ?
ロングボードって普通は長い分重くなるけど、HPDS1はSync-Coilがあるから問題なし。
HPDS1を使ったら愛機であるDW5000のフットボードがピーキーで扱い辛く感じてしまった。
正直ロングボードのHPDS1が羨ましい。
まとめ
HPDS1はダイレクトドライブの最高傑作といっても過言ではないレベル。非常に高い完成度。
もし僕が今、新しいのペダルを1つ購入するとすればHPDS1を選ぶでしょう。
でももうこれ以上は機材を増やしたくないですし、Pearlユーザーなので購入しませんが・・・。(ペダルはDWを使ってますけど)
しかし、Sync-Coilは本当に素晴らしいシステム。
というか、僕がこれほどまでにHPDS1を気に入った理由の90%はSync-Coilかもしれない。
これを愛機DW5000に付けることができたらなぁ。
これ単品で売って・・・お!売ってる!さすがTAMA!ありがとうTAMA!
さーて、ドリルをポチッと。
↓↓↓ サウンドハウスで探す ↓↓↓